シソ油

シソ油

シソ油とは青シソ・赤シソなどのシソ科植物の種子から食用に調整した油のことです。

シソ油の脂肪酸組成
パルミチン酸
6.5%
ステアリン酸
2.0%
オレイン酸
14.4%
リノール酸
12.6%
αーリノレン酸
63.2%
その他
1.3%
シソ

シソ油には上表で見られるように必須脂肪酸であるαーリノレン酸が63%も含まれています。

αーリノレン酸は体内で必須脂肪酸のエイコサペンタエンサン(EPA)に変化します。さらに体内でできた微量のホルモンの生理機能を持った多くの化学物質(アイコサノイド)は、体調の調整やコントロールをします。また血液の凝固を阻止し、血栓や血流の改善などの働きもあります。

αーリノレン酸からできるドコサヘキサエン酸(DHA)は脳の糖代謝に必要な乳酸脱水素酵素という物質を増加させる働きがあるため、老人ボケの防止や記憶力の増大といった期待ができます。

DHAは中枢神経の働きにも大切であることがわかっていて生活習慣病、アレルギーなどを改善する働きがあることがわかっています。